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2015.07.10

実践行動の学問 陽明学 「事上磨錬」

今日は、久しぶりに朝から
いいお天気になりました。

来週は天気が続くみたいなので
祇園祭も楽しみですね。



 

前回 陽明学は儒教で、西郷隆盛や高杉晋作など
幕末の志士たちが学んだ
修己治人 抑制を養う学問とご紹介しました。

では、徳を養うのはどうしたらいいか?

陽明学の達人 熊沢蕃山先生(1619年~1691年)は

「精神の収斂(しゅうれん)を始める。
 精神の収斂とは、気持ちをひきしめること
 気持ちをひきしめるには、言葉を慎む事から始める」

先ずはじめに言葉を慎むように、と。

「口は禍(わざわい)の門 乱れ身を切る刀」

禍は言葉だけではなく、私たちの飲食も
余計なものを食べて腹をこわし
飲み過ぎて健康を害す
みな禍は口から始まる。

まさしくその通りですね。

「義理が立たぬ」とか「義理を欠く」の

天が命じた自分の良心に照らして
われいかに生くべきか
われいかに処すべきか判断し
それに従って実践行動する事を言う。
単なる判断だけではなく実践行動を伴う。

学ぶだけではなく、実践し行動する事が
学問であると書かれています。

陽明学では、自分がおかれたところで修養する事を
「事上磨錬」と言います。

事上磨錬の「事」とは、
人生のあらゆる場面の事で
あらゆる場面を通じて自分を磨いていく
人生いたるところ修業の場である

人との応対・応接、仕事の交渉、友人・家族との会話
みな事上であり自分を磨く舞台

陽明学が実践・行動的と言われるゆえんも
ここにあるそうです。

蕃山先生の、「口を慎む」というのは、
事上磨錬の手近な日常的な修養と言えます。




 

昔から読み続けられている本は
勉強になりますね。

事上磨錬を意識して
今日も一日過ごしたいと思います。


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