2015.07.07
ロコモ(運動器)という言葉、ご存知ですか?
今年は冷夏でしょうか?
朝晩は、半袖では肌寒いくらい涼しいですね。
日経新聞の「日曜に考える」に
東京大学名誉教授 中村先生のお話が
載っていました。
運動すると若さが保て病気の予防・回復に役立つ
運動する「運動器」も人生の半ばで、こわれ始める。
シニア世代のボランティアや就労などの
社会参加も「運動器」の健康が前提になります。
高齢者が外出を控える第一の理由は
足腰などの痛みで、在宅の要介護・要支援者が
困っている事に第一位は、
身体機能の低下であるそうです。
健康日本21で、ロコモを認知している国民の割合を
22年度に80%とする目標に対し、
今年実施した調査で44.4%
言葉の意味も知っている人は18.3%
あれだけテレビでやっているのに少ないものですね。
循環器・消火器・呼吸器は、殆どの人が知っているのに
運動器の認知度は55.4%と、大きき遅れをとっていて
教育の場で運動器の大切さを学ぶことが
長い人生をよりよく生きる力になる
と、先生は書かれています。
これは、いつも私がお客様にお話ししている事と
同じなので、やっぱりそうなんだと感動しました。
学校などの教育の場で、一生涯自立して生活していくための
姿勢や筋力を保ち、何もしなければ
将来要介護・要支援になるという事を教えていかなければ
社会保障費を減らす事は出来ないのかもしれません。
最後に先生は
『整形外科の名称は実態に合っておらず、「運動器科」にすれば、
人々の「運動器」への理解も深まる。
日常生活で運動器の不調を把握するには、
運動器という言葉を知っている必要がある。』
と、おっしゃっています。
私も、「運動器」という言葉を
たくさんの人に広めていけるように
がんばりたいと思います。