センテナリアン( 百寿者 ) と慢性炎症
1月3日の日経新聞に、『 健康寿命と百寿者 』の
記事がのっていました。
今、社会では健康寿命と平均寿命をいかに縮めるか、
が大きな課題になっていますね。
「 長生きで自立度が高い人は慢性炎症が低い。」
と慶応義塾大学病院の先生が指摘されていました。
『 慢性炎症 』初めて聞いたので調べてみました。
慢性炎症を伴う病気には、さまざまな種類があり、
ぜんそくやアトピー性皮膚炎などの
アレルギー疾患、関節リウマチなどの
自己免疫性疾患がよく知られています。
長期間にわたって、つらい症状が継続し、
時間が経つと患部組織の障害や
構造変換 ( 変形 ) を伴い、
しばしば患部組織が有する本来の機能に
障害をきたす事が問題になります。
加齢とともに増えるガンやアルツハイマー病
との関係も指摘されており、
肥満の人は慢性炎症になりやすいそうです。
センテナリアン(百寿者) の方が病気に
かからないというわけではなく、
97％に何らかの病歴があるが、
糖尿病やガンなどにかかっている
人の割合は少なかった。
健康の定義は、世代によって異なり、
40～50代は、ガンや心臓病、糖尿病
などの病気にかからないこと
60代からは、腰痛や高血圧、白内障など
生活の質( QOL )の低下につながる
病気を発祥しやすい。
高齢者は、フレイル ( 筋力や心身の活力が
低下した状態 ) にならない事。
フレイルの段階を経て介護が必要になります。
そのために、筋肉の萎縮を起こさないように
足腰を鍛え、肉や果物、野菜など
バランスのとれた食事が必要になります。
心の持ち方や性格に関しては、
「 百寿者は外交・開放的で誠実に人が多い」
そうです。
人と付き合うのが好きで、
物事をきちんとこなす、
新しい事に興味を持ち、
頭が柔らかく、好奇心も強い。
こんなセンテナリアンの方が
イメージされるようです。
同じ年齢を重ねるならば、
こんなシニアを目指したいですね。
