昨日のブログを書いた後に、
社会疫学の先生の『 健康格差の縮小 』と
『 社会環境の質の向上 』という話しを読んで、
今日 必ずブログに書かなければ、
と思いました。
病気になった事は自己責任が問われる
社会の流れに、
人は生まれた時にすでに格差があって
それを自己責任だけで片付ける問題ではないと
警鐘をならされています。
出生時の体重が小さい人は、
64歳の時点で糖尿病になる確率が5倍以上で、
スタートラインから違い、
出生時体重まで自己責任が問えるのか
と書かれていました。
メタボリックシンドロームになるかどうかは、
生活習慣だけでなく、職業ストレスの
有無によっても、2.5倍違い
それを自分で選べるのかどうか
という話しもされていました。
健康診断の有無も、大企業社員では
必ず受けるようになっているが、
非正規雇用だと休みを取って
日当をなくしてまで、
健康診断を受けない人が多く、
健康診断の受診率で、自己管理ができていない
と判断されるのはおかしいとも
書かれていました。
こうした社会的な決定要因を
解明する化学が 『 社会疫学 』です。
厚生労働省令でも、
2008年に『 健康日本21 』で、
生活習慣の改善をうたいましたが、
成果が上がらなかった事から、
健康格差の対策の重要性を指摘した
WHO ( 世界保健機関 ) の総会決議を受けて
2013年からは、『 健康格差の縮小 』や
『 社会環境の質の向上 』にシフトしてきています。
昨日のブログ、『 後悔しない生き方 』で
配慮が足りなかったのでは…、
いろんな社会的背景がある事の
自分の認識不足もあったと思い、
今日は書きました。
ただ、いろんな格差があっても
何も個人がしなくていいとは思いません。
私の父親は、裕福ではなかったので、
医療費がかからないように、
歯の健康を保ったり、食べ過ぎないように
腹八分目を心がけたりしていました。
たとえ小さな事でも、自分に何ができるのかを
考えていきたいですね。
パーソナルストレッチラボ 凛
2016.11.25
『 健康格差 』
『 健康格差 』